- そもそも利益率ってなに?
- 利益率は何%以上なら仕入れていい?
- 利益率を上げるためにはどうしたらいいの?
せどりで、気になる利益率!
今回は、利益率に関する疑問を一挙解決!
なぜ貯金ゼロからスタートして、月収20万を超えることができたのか?
僕が徹底している3つの秘密を大公開!
そもそもせどりの利益率って?
Amazonでは販売手数料がかかる
そもそもせどりで、利益がいくらか計算できますか?
1万で仕入れて、2万で売れたら利益1万?
実は、そうではない。
Amazonでは、販売が確定すると、販売手数料(8〜15%)が課せられる。
なので、利益の計算方法は下の通り。
販売価格 − (仕入れ価格+Amazon手数料)=販売利益
1万で仕入れて2万で売れるなら、残りは1万。
残った1万からAmazon手数料を差し引いたものが利益だ。
ちなみに、Amazon手数料は以下の通り(Amazon公式サイトより抜粋)
商品カテゴリー | 販売手数料率 |
本 |
15% |
CD・レコード |
15% |
ビデオ・DVD |
15% |
エレクトロニクス(AV機器&携帯電話) |
8% |
カメラ |
8% |
パソコン・周辺機器 |
8% |
(エレクロニクス、カメラ、パソコン) 付属品 |
10%(最低販売手数料は50円) (*3) |
Kindle アクセサリ |
45% |
楽器 |
8% |
ドラッグストア |
10% |
ビューティー |
10% (*4) |
スポーツ&アウトドア |
10% |
カー&バイク用品 |
10% |
おもちゃ&ホビー |
10% |
TVゲーム |
15% (*5) |
PCソフト |
15% |
ペット用品 |
15% |
文房具・オフィス用品 |
15% (*6) |
ホーム(家具・インテリア・キッチン) |
15% (*7) |
ホームアプライアンス |
10% |
大型家電 |
8% |
DIY・工具 |
15% |
産業・研究開発用品 |
15% |
食品&飲料 |
10% (*8) |
腕時計 |
15% (*9) |
ジュエリー |
15% |
ベビー&マタニティ |
15% |
服&ファッション小物 |
15% |
シューズ&バッグ |
15% |
その他のカテゴリー |
15% |
はっきり言って全部覚えるのは不可能。
よく仕入れるカテゴリーについては、覚えておいて損はない。
モノレートを使って、いくらで売れるか予測する
利益が計算しにくい!
なんて厄介なんだ、Amazon手数料。
と思うかもしれないが、実はそんなに難しくない。
なぜなら、販売価格さえ事前に予測できれば、利益も同時に予測できるからだ。
つまり、仕入れをする前に、利益がいくら出るか予測が可能。
利益が出るなら仕入れる。
赤字になるなら仕入れない。
ただそれだけ。
というわけで、簡単に利益が分かる方法を。
まず、大前提として、モノレートの使い方はマスターしてほしい。
例えばこの商品。
モノレートで見ると、以下の通り。
色を付けた箇所を見てほしい。
- ランキングが上がった
- 出品者数が減った
この2つが起きている。
この瞬間に、「商品が売れた」と判断できる。
売れた値段は、新品の場合、ほぼ間違いなく最安値。
該当商品は、3,980円で売れたと判断して問題ない。
販売利益を予測する
モノレートのおかげで、このラジオを3,980円で販売できることがわかった。
なんと!
目の前に同じラジオが!しかも3,500円!
480円の利益?!
いやいや、早とちりは良くない。
前述した通り、Amazonでは販売手数料がかかる。
逆に言うと、このAmazon手数料さえ分かれば、販売利益を予測できる。
販売利益 = 販売価格 − (仕入れ価格+Amazon手数料)
この計算式を思い出そう。
ここで活躍するのが、FBA料金シミュレーター。
FBA料金シミュレーターのページに行ったら、まずは商品検索。
表示された商品が正しいことを確認。
間違いなければ、販売価格(3,980円)を商品代金の欄に入力。
計算をクリックすれば、計算結果が表示される。
販売利益が、純利益として表示される。
ここでは-319円。
つまり赤字。
この商品は3,500円で仕入れたらダメってこと。
店舗ではAmazonセラーアプリが活躍
当然、ここまでお伝えした通り、販売利益は仕入れ前に予測が必要。
しかし、毎回FBA料金シミュレーターを使うのも効率が悪い。
少し脱線するが、利益計算の効率化ポイントは2つ。
1つ目は、Amazonセラーアプリを活用すること。
バーコードを読み取って、Amazon手数料を計算してくれる。
その時に「Amazonから出荷」で計算することを忘れないように。
自己配送とFBA出品では、手数料が大きく異なる。
うっかりミスで、赤字商品を仕入れないよう気をつけよう。
2つ目は、Amazon手数料をざっくりでいいので、把握しておくこと。
すると、暗算で、ある程度計算できる。
利益が出るかギリギリの時は、アプリに頼る。
それ以外は暗算で。
そうすることで、かなりの時間が短縮可能だ。
自分がよく仕入れるカテゴリーについて、手数料を把握しておこう。
せどり利益率の計算方法
さて、利益の計算方法が理解できたら、次は利益率。
利益率とは、販売価格に対する利益の割合。
パーセントで表す。
利益率が高いほど、効率がいいビジネスをしていると言える。
計算方法は、以下の通り。
利益率10%ってどれくらい?
販売1,000円で、利益100円。
ということは、Amazon手数料10%として、仕入れ価格が800円前後。
利益率70%っていうと、販売1,000円で、利益700円、仕入れは200円。
わかりにくいので図にしてみた。
どちらが効率がいいかは言うまでもない。
当然、利益率は高いほうがいいに決まってる。
せどり利益率が、何%なら仕入れ対象?
利益率は、基本的に20%あればOK。
前述した通り、高ければ高いほどいい。
しかし、利益率だけにこだわる必要はない。
とは言え、低すぎるのも困りもの。
なぜかというと、値下がりのリスクがあるから。
例えば、先程のラジオ。
3,980円で売れると予測したが、必ずしもそうとは限らない。
突然値下げ合戦が始まる可能性もゼロではない。
そんな時でも損をしないために、利益率20%は確保しておきたいところ。
つまり、3,980円の20%。
約800円は、利益を確保しておきたい。
利益が800円以上出るなら仕入れる。
こういった判断基準を持っておこう。
せどりは利益率が重要?貯金ゼロから月収20万超えした3つの秘密
【1つ目の秘密】せどりは利益率が重要?
自慢じゃないが、せどりを始めた当初、貯金はゼロ。
資金がない僕にとって、まず考えるべきことは2つ。
- 資金を増やす
- 少ない資金で利益を最大化する
まず、資金を増やす。
そのためにやったことは、ポイントサイトと不用品販売でお小遣い稼ぎ。
次に、少ない資金で利益の最大化。
つまり、利益率の改善。
資金が少ないので、とにかく利益率を上げることを考えた。
100円仕入れで、2,000円販売。
1,000円仕入れで、5,000円販売。
こういった、いわゆる「お宝」を探し回った。
しかし、初心者の僕が、簡単に見つけれるはずはなく。。
【2つ目の秘密】 せどり利益率より大切なもの①
つまり、利益率だけを意識してもダメだということ。
おそらく、ここに気が付かなかったら、一生稼げなかっただろう。
当然、利益率は高いほうがいいが、僕らがやってるのは宝探しゲームではない。
あくまでビジネス。
ここで大切なのは、数字を上げるということ。
要するに結果。稼げなければお話にならない。
そこで大切なのが「利益額」
何円の利益が出るか。これが大切。
前述した通り、利益率は20%以上あった方がいい。
しかし、こだわりすぎると良くない。
例えば、3万で売れる商品を発見。
利益計算すると5千円。
利益率は約17%。
果たして、これは仕入れないのか?
目の前に落ちている5千円。
これを拾わないのは得策とは言えないだろう。
あるいは、1千円で売れる商品。
利益計算すると300円、利益率30%。
悪くはないが、少し値下がりしただけで赤字の可能性もある。
つまり、利益率ばかりに目が行くと、本当に重要なことを見落としてしまう。
しっかり利益を出すということを忘れないようにしよう。
【3つ目の秘密】 せどり利益率より大切なもの②
先程の例。
3万で売れる商品。
利益は5千。利益率17%。
もし、この商品、1年に1回しか売れないならどうするだろうか?
あるいは、もう1つの例。
1千円で売れる商品。
利益が300円。利益率30%。
もし、月に100個売れてたら?
それが目の前に100個あるとしたら?
おそらく、結論が変わったはず。
目の前の5千円を拾う。
という答えから、年に1回しか売れないなら見逃す。という結論に変えただろう。
300円の利益でも、月に100個売れるなら月利3万円。
間違いなく仕入れるだろう。
何が言いたいかというと、利益率より、利益額より、もっと大切なことがある。
それは「回転率」だ。
仕入れた商品が、どれくらいの期間で何個売れるのか。
要するに、少ない資金で稼ぐためには、資金の使い道が重要。
1歩間違えると、資金ショートしたり、不良在庫を抱えることになる。
「利益率」「利益額」「回転率」
3つを総合的に判断して、どういった商品を仕入れるか。
そういった判断力が重要になってくる。
せどり利益率にこだわらない3つの理由
せどりは利益より回転率が重要
何度も言っているように、利益率は重要。
しかし、こだわりすぎると良くない。
「利益率」「利益額」「回転率」
3つを総合的に判断する。
これは、投資や資産運用によく似ている。
身近なところでは、保険や貯金をする時と同じ。
例えば、100万を貯金したら、1年後には100万。
つまり利益ゼロ。
定期預金だと、少し色を付けて返してくれるが、引き出しは10年後。
自然と、このあたりを総合的に考えて、運用方法を決めているはず。
せどりも同じ。
手元のお金を使って、いつ、いくら増えて返ってくるか。
これを、より短期で運用していると考えるとわかりやすい。
1万円で仕入れた商品が、いつ、いくら増えて返ってくるか。
限られた資金をどのように運用しようか。
こういったことを考えて仕入れるべき。
どんどん次の仕入れをしたいことを考えると、回転率に重点を置くのが得策だろう。
せどり利益率にこだわらない理由①
特に資金が少ない時は、回転重視。
1つ目の理由は、経験値を積むため。
せどり初心者は、まず経験を積もう。
- 1万円利益の商品1個
- 100円利益の商品100個
同じ1万円の利益なら、商品数が多い方がいい。
実際に、僕も初心者の頃、回転率が高いなら、100円の利益でも仕入れていた。
そうすることで、実際に、思った値段で売れるのか?
あるいは、値下がりしないのか?
本当に予測した期間で売れるのか?
こういったことを学ぶことができる。
その他にも、出品、納品をたくさん経験できる。
たくさんの経験値が、せどりの知識を育ててくれる。
せどり利益率にこだわらない理由②
利益率を度外視すると、値下がりがコワイ。
こういった考えも理解できる。
しかし、本当にコワイのは、値下がりじゃない。
不良在庫になること。つまり回転しないことだ。
1万円仕入れの商品、もし売れなかったら損失は1万円。
売れないのだから、仕入価格が丸々損失になる。
しかし、値下がりはしたけど、ちゃんと売れた。
すると、損失は値下がり分だけ。
販売価格がゼロになることはないだろう。せいぜい損失は1千円程度。
つまり、1万円丸々損するなんてことはあり得ない。
初心者は、何があっても100%売れる。
不良在庫になるリスクはゼロ。
こういった商品を仕入れるべきだ。
どれだけ利益率が高くても、売れないならそれは夢物語。
これが、とにかく回転率を重視するべきだという2つ目の理由だ。
せどり利益率にこだわらない理由③
回転率を重視する3つ目のメリット。
それは、より売れやすいループに入るという点。
- たくさん商品が売れる
- ストア評価をたくさんゲット
- 購入者が、安心して商品を購入してくれる(売れやすくなる)
- ショッピングカート獲得率もアップ
- さらに売れやすくなる
4つのストアが同じ商品、同じ価格で販売していたとしたら。
あなたはどのストアから購入しますか?
まず、評価の割合、次に評価の件数を見る。
つまり、評価がいいストアで購入するだろう。
上図の中では、ストアB。
1万件以上の販売実績があって、高い評価を維持しているということは、信頼できる。
それくらい、Amazonではストア評価は重要。
だから、初心者のうちは、ストア評価を貯める意味でも、回転率を重視するべき。
とにかく、たくさん商品を売るのが重要だということだ。
まとめ
せどりにおいて、利益率は重要だ。
しかし、もっと重要なことがある。
それは、「利益率」「利益額」「回転率」
3つを総合的に判断すること。
その中でも「回転率」は最重要。
理由は3つ
- 経験値を積む
- 不良在庫のリスクをゼロにする
- より売れやすいループに入る
特に初心者、資金が少ないうちは、回転率さえ意識すればいい。
それだけで、リスクを排除し、より稼げるようになる。
攻めと守りを同時に強化できる。
確実にあなたのビジネススキルは上がるので、ぜひ意識してみてくださいね!