ども、しおみです!
- 他人と比べて、落ち込んでしまう
- 自分より優れた人をみると、嫉妬してしまう
- 「すごいね」と心から褒めることができない
こういう人は、多くの場合「勘違い」をしています。
他人より苦手=劣っている、人格を否定されていると思ってしまうことです。
この勘違いのせいで、間違いなく人生損しています。
解決策も考えてみたので、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。
「他人と比べると、落ち込むんです」
他人と比べて
- 収入が少ない
- 友達が少ない
- 自由な時間がない
- 見た目もカッコ悪いし
- すべてにおいて劣ってる……
こんな感じで、他人と比べてしまうと、劣ってる(と思う)部分がどんどん見つかりますよね。
そして、どんどん落ち込むわけです。
そりゃそうだ。自分より優れた人は、世の中にはたくさんいるので。
じゃあ、自分より劣っている人を見つけて
- あの人よりは、収入が多い
- 友達も多いし
- 俺の方がハッピーだぜ
ふふふ。と、優越感に浸るのが、正解なんでしょうか?
テストが0点でも、素晴らしい
そもそも、他人と比べることって、どうなんでしょう?
僕は、日本で育って、他人と比べられることに慣れています。
今まで、当たり前のように
- 成績で、順位をつけられ
- 徒競走で、順位をつけられ
- 営業成績で、順位をつけられてきました
「順位をつけるな!」と目くじらを立てて、プリプリしている人もいますが、僕は個人的には、順位をつけることはOKだと考えています。
むしろ、自分の立ち位置を知るためには、順位はつけた方がいい。
比較することは、必要なんです。
ただし、目的はあくまで、現在地を知るためです。
テストの点数を比較して、点数が高い方が優れているとか、低い方が劣っているとか、そういう話ではないのです。
- 点数が高い=得意
- 点数が低い=得意ではない
というだけ。だから何?みたいな。
これはもう、一つの個性。特徴。
髪が黒いとか、鼻が高いとか、そういうのと同じです。
だから、テストが0点でもいいんです。
すごく料理が得意かもしれないし、めっちゃ優しい子かもしれないわけです。
なんなら、別に得意なことがなくてもいいんです。
何が得意でも、何が苦手でも、一生懸命生きていること。
これだけで十分素晴らしいのです。
なぜ、他人と比べると落ち込むのか?
では、なぜ、他人と比べて落ち込むのでしょうか?
そもそも、なぜ比べてしまうのでしょうか?
それは、「認めて欲しいから」です。
「承認欲求」というやつです。
人は、図のピラミッドの下から順に欲求を満たそうとするそうです。(マズローの欲求5段階説)
ただ、多くの日本人は、ご飯を食べれない(生理的欲求◎)ってことはあまりなくて、身の安全も比較的保証されている国(安全欲求◎)です。
社会集団に所属している(社会的欲求◎)ことはほとんどなので、下から4番目の欲求「承認欲求」を満たしたいという人が多いんですね。
これは、決して悪いことではありません。「そういうものなんだ」と思って貰えばOKです。
ただ、この承認欲求が強い人。他人と比べて優れていたら認められると勘違いしているケースが非常に多いんです。
この勘違いのせいで、他人と比べて劣っていると感じたら落ち込むのです。
人格を否定されたかのように感じてしまうのです。
非常にもったいないですよね。
承認欲求を満たす、もっとも簡単な方法
「じゃあどうすれば、認められるんだ!」
って、そうプリプリしないでください。
承認欲求を満たす簡単な方法が1つだけあるので、紹介しましょう。
それは、自分で自分を認めてあげることです。
- 今日はこんなことができた
- あの人に喜んでもらった
- 人に親切にできた
- あら、わたし今日もかわいい
- 笑顔であいさつできた
なんでもいい。小さなことでいいので、自分を認めてあげることです。
どうすれば認めてくれるかわからない”誰か”に認められるより、自分で自分を認める方が簡単だと思いませんか?
もし、自分に自信がないのであれば、なおさらです。
自分くらい、自分のことを認めてあげないと、誰が認めてくれるんだ?って話です。
「俺、すげえ」「わたし、カワイイ」
って、心の中で思ってたらOKです。
それについて、誰も文句言いませんから、安心してください。
そして、自分で自分を認められるようになったら、他人のことを認めることができるようになります。
すると、なぜか他人にも認められるんですよね。
不思議ですよね。(他人にやったことが自分に返ってくる「鏡の法則」ってやつです)
- 自分で自分を認める
- 他人を認められるようになる
- 他人が認めてくれる
絶対に、このステップです。
なので、1の「自分で自分を認める」ことが最重要です。
これさえできれば、あとは自然にステップが進んでいきます。
ビジネスにおいて、他人と比べること
では、実践編です。
ビジネスにおいて、他人と比べるケースですが、2パターンあります。
他人と比べることは必要だし、その結果について落ち込むことはないという話をします。
自分の現在地を知るために、他人と比べる
なにか商品を購入するとき、似たような商品と比較検討しますよね?
車を買うときに、トヨタのアクアにしようか、ホンダのフィットにしようか。
結果、アクアが選ばれたとしても、決してフィットが劣っていたわけではないってわかりますか?
原因は色々考えられますが
- クライアントにとって、フィットが理想に合わなかった(サイズ、燃費など、機能面)
- 魅力が十分に伝わってなかった
いずれにしても、アクアの方がクライアントのニーズを満たせただけという話です。
じゃあ、フィット側は、アクアと比べて
- 改善できる点
- 伝えるべき魅力
- フィットが向いているクライアントの選定
などがわかるのです。比較することによって、現在地を知ることができます。
そして、さらにサービス、商品を磨き上げることができるのです。
こういった点で、他人と比べることはとても重要なのです。
選ばれなかった=劣っているではないので、落ち込む必要もありませんね。
他人を認めるために、他人と比べる
現在地を知る以外にも、他人と比べることはとても重要な意味を持ちます。
それは、他人を認めることができることです。これが最重要です。
なぜなら、一人でできることなんか、たかが知れてるからです。
例えば、僕はビジネスの全体像を描くことは得意ですが、実行することはすごく苦手です。
わかりやすく言えば、僕の得意は「言い出しっぺ」です。
何を隠そう、「NESTで飲食店をやろう!」と言い出したのは、僕です。
僕が言い出したその日から急ピッチで準備が進み、たった1ヶ月で実現したのは、
- 料理をする仲間
- お店の備品を揃えてくれる仲間
- 接客をする仲間
こういった仲間たちのおかげなのです。
言い出しっぺ一人では、ビジネスは実現しないのです。
僕が得意なことと、仲間が得意なことを活かしあって、僕1人では完成するはずのなかった1つのビジネスが完成した話です。
だから、他人と比べて、それぞれの得意分野を知る。
そして、それらを活かし合うということはとても重要なのです。
他人と比べて落ち込む必要はない
だから、他人と比べて落ち込む必要はありません。
むしろ、自分より優れた仲間と出会った時は、喜ばしいことなんです。
今はもう、共存・共栄の世界が始まっています。
ありとあらゆる企業、個人が
- コラボ
- JV(ジョイントベンチャー)
- 業務提携
得意を活かしあって、共栄していってます。
すべてにおいて他人より優れている必要はなくて、何か1つ「自分にしかできないこと」
を見つければ、それが武器になり、それぞれの武器を持ち寄って戦うことができるのです。
ゲームで言えば、モンハンの世界ですね。
短所を克服するより、長所を伸ばす方が
- 圧倒的に楽しいし
- 伸びるのは早いし
- 絶対に人の役に立つことができます
だから、まずは自分の長所を見つける訓練をしましょう。(自分を認めてあげましょう)
そして、周りを見てみてください。
すると、自分にない魅力を持っている人がたくさんいます。
自分に足りない魅力があるなら、仲間の力を借りたらいいんです。
自分を認めて、他人を認めて、協力して生きていくことができれば、最強です。
他人と比べて落ち込むどころか、感動すらしてしまう世界があなたを待っているのです。