SNSマーケティングを事例から学ぶ。ディズニー・オン・アイスの集客戦略

ども、しおみです!

  • SNSマーケティングって何?
  • 毎日インスタにアップするんでしょ?
  • 何をアップしたらいいの?
  • 成功事例を知りたい
  • 実際に活用している企業は、どんなことをやってる?

SNSマーケティングって聞いても、なかなかピンと来ないですよね。

でも実は、マーケティングは日常に溢れていて、毎日生きているだけで学ぶことが多いんです。

そこで、今日は、僕が実際に見て「上手だなぁ」と思ったSNSマーケティングの事例を紹介しますね。

目次

SNSマーケティングを学ぶ前に

そもそもマーケティングとは、大きく分けると4つの要素から構成されています。

  1. 興味がある人をあつめる(集客)
  2. 販売者と顧客とのギャップを埋める(教育)
  3. 購入してもらう(販売)
  4. ファンになってもらう(リピート)

 

で、○○マーケティングって色々ありますが、これらすべてを網羅しているとは限らないのです。

ちなみに、SNSマーケティングは、主に集客部分を担うことが多い

だから、SNSマーケティングで集客して、リストマーケティングで販売まで持っていく。

みたいに、組み合わせて使うことが多いのです。

 

そこで、今日は、SNSマーケティングでうまく集客できている事例を紹介しようと思います。

SNSマーケティング事例を学ぶ ①ディズニー・オン・アイス編

ディズニー・オン・アイスに行ってきました

数年前の話ですが、ディズニー・オン・アイスに行ってきました。

大阪城ホールでやっていたのですが

かなりどんよりしてます。

ディズニーの主催で、キャラクターが氷の上で踊り狂うアイススケートショーです。

うちの子はディズニークルーズ旅行以来、ディズニー大好きなので、日本に帰ってきてからもイベントに参加することは多いのです。

SNSマーケティングの成功事例を学ぶ

実際の集客人数など知る術もないので、何をもって成功というのか難しいところですが、

僕が「上手だなぁ」と思ったので、それでよしとしてください。笑

実際に、たくさんの人が来ていて混雑していたし、Instagramでは

「#disneyonice」で検索すれば、115万件の投稿がなされています。

このたくさんの投稿を目にして、ショーに足を運ぶ人は多いと思うし、たくさんの投稿があることで「流行っている」という印象を植え付けることができます。

なので、十分成功していると言えると思います。

SNSマーケティングにおける最大の勘違い

SNSマーケティングというと「毎日インスタに投稿したらいいんですよね?」

と、聞かれがちですが、まったく違います。

もちろん、毎日投稿することが効果的なケースもありますが、戦略もなくあなたの日常を投稿されても、誰の目にも触れることはありません

だから、効果が出ることもなく、辛くなってすぐに辞めてしまうのがオチです。

 

ディズニー・オン・アイスの事例でのポイントは、自分で投稿しないという点です。

じゃあ誰が投稿するのか?

それは、お客さんです。

お客さんが次々に投稿してくれるので、115万件も投稿されているのです。

SNSで拡散したくなる仕掛けを作る

とは言っても、大きな声で「SNSで拡散してくださいぃぃ」では、なかなか拡散してくれないですよね?

実は、ディズニー・オン・アイスの事例では、お客さんが自ら望んで拡散しているのです。

その仕掛けが、コチラ。

ショーの合間の休憩時間に、投稿してくれた写真を紹介してくれるんです。

その際に、「#DisneyOnice」というハッシュタグをつけてね。と。

たったこれだけです。

これで、自動的に拡散される仕掛けは完了です。

 

ですが、お客さんからすれば、自分が投稿した写真が、前面モニターに映されることで

「自分たちが、主役になったかのような瞬間を味わえる」

こんな喜びがあるわけです。

まあ、少し大袈裟に言いましたが(苦笑)、単純に嬉しいですよね。

だから、みんなこぞって投稿するわけです。

 

ちなみにうちの子は、この写真で主役になってます(笑)

SNS投稿された写真は無料サンプル

ちなみに、アイスショーの写真や動画が出回ったら、実際に足を運んでくれないんじゃないか?

と、心配になりますよね?

この気持ちはすごくわかるし、実際に似たような相談を受けることもあります。

当然、SNSの写真や動画だけで、満足する人たちも一定数います。

ですが、SNSで見た結果、「リアルで見てみたい」と思う人も一定数いるのです。

 

つまり、SNSに投稿された写真や動画は、「無料サンプル」のようなものなのです。

お客さんは、無料サンプルを見て、購入するかどうか決めるのです。

購入するかどうかを決める無料サンプルが出回ることは、むしろ大歓迎なのです。

SNSマーケティング事例を学ぶ ②スタジオアリス編

スタジオアリスで七五三してきました

上の子が5歳になったので、七五三の写真を撮影してきました。

スタジオアリスでは、衣装を貸してくれて、写真を撮ってくれて、加工までしてくれます。

金額は普通にやれば、5〜10万くらいはかかるので、なかなかな高額商品です。

 

つまり、スタジオアリスでは写真を撮ること自体がサービスです。

ディズニー・オン・アイスのように、写真を撮って拡散したらダメでしょ?と思うのが普通ですよね。

写真屋さんのスタジオで、自ら写真を撮ることは、例えるなら、スタバにコーヒー持ち込みしているくらいの暴挙です。

 

しかし、スタジオアリスでは撮影を禁止していませんでした。

スタジオ内で、動画撮影OK。

SNSフォローすれば、写真もOK。

なぜ、そんなことができるのでしょうか?

算数ができれば、SNSマーケティングの効果がわかる

ここで、少しだけ算数をしましょう。

ここに当てる数字は、架空のものです。

ご自身のビジネスに当てはめて考えてもらえたら、その効果のほどは理解できると思います。

 

例えば、SNSで拡散しなかった場合

クチコミだけで、1,000人の人が知る

半分の人(500人)が来てくれる。と仮定しましょう。

 

では、SNSで拡散した場合

うまくやれば、10倍の10,000人がSNSで知ることも容易に可能です。

半分来てくれたら、5,000人

仮に、1割の人しか来なかったとしても1,000人の人が来てくれる計算です。

しかも、来てくれた人はさらに拡散。

さらに多くの人に知ってもらうことができるのです。

 

SNSマーケティングの最大の魅力はここです。

時間やお金をかけることなく、SNS経由でたくさんの人に知ってもらうことができるのです。

お客さん自らがSNS投稿してくれることで、他の多くの見込み客にアプローチできるのです。

スタジオアリスのリピート戦略

このように、少し算数ができればSNSマーケティングの効果はわかります。

が、スタジオアリスでは、お客さんが拡散する仕掛けは特にありませんでした。

当然、一定数のお客さんは、仕掛けがなくても勝手にSNS投稿してくれます。

なので、SNSマーケティングとしての効果も見込めます。

 

しかし、そこだけに頼った戦略ではないように思います。

写真・動画OKの最大の理由。

それは、「満足度」です。

 

5〜10万円を支払うサービスなので、まあまあ高額です。

ですが、人生において1回きり。ではないんですよね。

他にも成人式や、様々なイベント時に利用するケースはあります。

 

だから、次回以降もスタジオアリスを利用してほしいのです。

なので、満足度を満たすことで、次回以降も利用してもらうという戦略が重要なのです。

SNSマーケティングを学ぶ2つの事例まとめ

今回は2つのケースを紹介しました。

大切なことは

  • SNSマーケティングは、主に集客戦略
  • 自分で毎日投稿するよりも
  • お客さん自らが、SNS投稿したくなる仕掛け
  • SNSを活用すれば、たくさんの無料サンプルを配ることが可能
  • 新規集客だけでなく、リピート戦略も大切

今回のケースを参考にして、ご自身のビジネスに活かしてみてくださいね!

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この記事を書いた人

[名前]畑中紫臣(しおみ)
[特徴]冬になると常夏の国へ逃亡する。超寒がり。マイペースで几帳面。2児のパパ。
[好きなもの]家族/旅/サッカー
[経歴]北大院卒 →会社員 →独立 →家族で世界一周
現在の仕事は、マーケティングコンサルタント/セミナー講師/ゲストハウス運営/メディア運営 など

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